ヤワな使い方ならネットブックにくれてやる?--パナソニックが新レッツノートで目指す次の頂

大河原克行

2009-10-05 09:30

 「プロフェッショナルのための新たなビジネスモバイルPCを作った」

 パナソニックAVCネットワークス社システム事業グループITプロダクツ事業部事業部長の奥田茂雄氏は、10月22日から発売する「Let'snote N8/S8」の開発コンセプトについて、こう切り出した。

 パナソニックのPC事業は、ビジネスシーンで活用するためのモバイルノートPCの製品化に特化してきた。

 IDC Japanの調べによると、国内のウルトラポータブルノート市場においては、2008年度実績で、パナソニックは28%のシェアを獲得。モバイル市場では4年連続トップシェアという実績を持つ。この分野においては、まさにリーダー的存在だ。

 発端は、2002年に発売した「CF-R1」だった。ビジネスモバイルに事業方針を特化。軽量、長時間駆動の実現を最優先した開発方針としたのが効を奏し、一気に存在感を高めた。

 これを第1世代として、さらに進化を加えたのが、2005年に投入した「CF-W4」である。ここでは、軽量、長時間駆動に加え、堅牢性を実現。首都圏の満員電車で押されても液晶の画面が割れないなど、耐荷重100kgfの頑丈設計を採用した。パナソニックでは、「タフモバイル」という言葉を使い、他社に先行する形で、新たなビジネスモバイルを表現してみせた。そのパナソニックが、「第3世代への進化」として打ち出したのが、今回の製品ということになる。

 それが「プロフェッショナルモバイル」だ。

 では、パナソニックが打ち出す、第3世代のプロフェッショナルモバイルとはどんなものか。同社では、第1世代の「軽量化」「長時間駆動」、第2世代で追加した「堅牢性」に加え、新たに「高性能」を付加したものだとする。

 それはビジネスモバイルにおける利用シーンの大きな変化を背景にしている。

第3世代のプロフェッショナルモバイル 第3世代の「プロフェッショナルモバイル」について、パナソニックでは、第1世代の「軽量化」「長時間駆動」、第2世代の「堅牢性」に加え、新たに「高性能」を付加したものだと説明する。

パワーもスタミナも譲れないビジネスモバイルシーン

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