この文章、そのまま受け取ってはいけませんよ。私ならこう解釈します。「あなたのことは良く知りませんが、一度会ってみませんか?」
良いヘッドハンターと悪いヘッドハンターの見分け方
ヘッドハンターは前述したように紹介料でビジネスが成り立っているので、言葉は悪いですがだましてでも企業に転職させればお金が入ります。しかし、良いヘッドハンターは転職のCandidate(候補者)をパートナーとしてとらえ、長いつき合いで次のキャリアパスの相談にも乗るし、Candidateがいる業界や会社の情報を得るためにもCandidateと良い関係を保とうとする姿勢が見られるはずです。ヘッドハンターにとっての情報源は、Candidateとの信頼関係から得る情報と企業側の担当者との信頼関係から得る情報の2つが命綱となっているためです。つまり、良いヘッドハンターは業界の知識が豊富で企業側のニーズを熟知していますし、転職に納得できないCandidateを本人の意思に反して契約させるようなことは絶対にしないのです。
ヘッドハンターを見分ける時、
- ある特定企業ばかり勧める
- 業界についての知識があまりない
- とにかく急がせる
といった人は要注意です。丁重に次回のミーティングをキャンセルしましょう。
最初のミーティングの前に
電話やメールのやりとりでヘッドハンターの見分け方のチェックにひとつでも引っかかったら、それ以降の連絡は無視しましょう。メールに返信する必要もありません。下手に返信すると、あれよあれよと向こうのAggressiveな態度に押され、普通の日本人ならホテルのカフェに連れ出されてしまいます。
では、あなたが「この人なら会ってもいいかな」と感じてヘッドハンターに会うことになった場合。まず、Resume(履歴書)はすぐに提示しないでください。おそらく電話やメールのやり取りの中で、ヘッドハンターはあなたのことが知りたいと言って、次のようにResumeを要求するはずです。
If you have a brief career summary/resume, that would be a good reference -- we will not show it to any 3rd party without your permission.