このビジネスバリューローンチにあわせて、米Microsoft本社からはシニアバイスプレジデントでインフォメーションワーカープロダクト部門の責任者を務めるChris Capossela氏、サーバ担当のBob Kelly氏などが来日。日本におけるローンチを盛り上げる。
さらに、11月上旬には、例年同様にCEOであるSteve Ballmer氏の来日が予定されている。Windows 7とともに、これらビジネス向け製品群の展開についても言及することになりそうだ。
そして、11月17日からは、米ロサンゼルスにおいてPDC(Microsoft Professional Developers Conference)が開催され、ここにおいて、クラウドサービスである「Windows Azure」の料金体系をはじめとする詳細が明らかになる。
基本的にはドル建てでの料金提示となり、日本での料金体系などについては、来年(2010年)1月に国内で開催される「Tech Days Japan」を待たなくてはならないだろう。だが、米国のデータセンターを利用したサービスを日本のユーザーが早速利用できるようになるのはたしかで、いよいよマイクロソフトの本格的なクウラドサービスがスタートすることになる。
加えて、欧米では10月6日に発表されたものの、日本ではお披露目が遅れている「Windows Phone」についても、どこかのタイミングで日本のキャリアを通じた発表が行われることになるだろう。これもビジネスシーンで活用できるツールのひとつとして注目が集まる。
一般発売を目前に控えた「Windows 7」にばかり注目が集まる昨今だが、Windows 7は企業ユーザーにとっては、むしろ皮切りの製品でしかない。Windows 7以降のマイクロソフトの動きをマークし、今後、同社のテクノロジーをどのように自社のビジネスに取り入れるかをイメージしておきたい。