サイオステクノロジー(サイオス)は10月28日、「Postgres Plus」を開発している米EnterpriseDBと資本提携し、同製品の販売において業務提携を行ったと発表した。
サイオスでは現在、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用した企業システム構築において、コスト削減を総合的に支援するサービスである「OSSワンストップソリューション」を展開している。今回の提携により、同サービスのデータベース分野における販売とサポートを強化し、さらなるサービス内容の拡大を図るとしている。
今回資本提携を行ったEnterpriseDBのPostgres Plusは、オープンソースデータベースの「PostgreSQL」を大規模システム向けに拡張したもので、高機能ながら導入、運用、管理コストを削減できる製品という。サイオスでは、企業の事業戦略や業務ニーズに合せてOSSと一般的な商用ソフトウェアを組み合わせた最適なシステムやソリューションを拡充し、企業の戦略的なITコスト削減と競争力強化を支援していくとしている。
なお、サイオスでは資本提携に伴い、EnterpriseDBの優先株式を取得しており、同日に公表された第3四半期決算短信の貸借対照表において、投資有価証券4600万円(50万米ドル)を計上している。同件による今期の業績への影響は軽微なものとなる見込みという。