ネットスイートとガイアは12月3日、IFRS対応のグローバル連結ERPソリューションにおいて協業を行うと発表した。
具体的には、ガイアが同社のIFRS対応連携決算支援システム「J-GAIA Virtual Single Company」と、ネットスイートのSaaS型ERP「NetSuite」とを連携させて、「IFRS対応グローバル・リアルタイム連結SaaSソリューション」として提供を行うという。
両社では、このソリューションにより、グループ連結の効率化、シームレス化が、NetSuiteの多言語、多通貨、各国税制に対応したNetSuiteの会計入力により、より容易に図れるとしている。SaaSのメリットとしては、低リスクかつ低コストで、世界規模での同時導入が可能である点を挙げる。
また、同ソリューションではIFRS対応で必須となるキャッシュフロー情報、セグメント情報の収集機能と自動生成機能を実装しており、IFRSのマネジメントアプローチ、キャッシュフロー報告に対応するという。そのほか、複数帳簿保持機能と複数財務諸表作成機能も備える。既存の基幹システムに同ソリューションをアドオンすることにより、低コストでのIFRS対応が可能であるとしている。
そのほか、キューブデータベース自動生成機能により、販管比率、貢献利益、キャッシュフローといった50種以上の指標を、事業や販路、顧客や時間といった切り口で分析できる。従来に比べて大幅な低コストで、ビジネスインテリジェンスを実現できるという。
価格は個別見積もり。両社では、同ソリューションを今後3年間で300グループに導入することを目標としている。