社交的ではないトーバルズ氏が日本にもたらしたプレゼント - (page 5)

富永恭子(ロビンソン) 2009年12月15日 19時37分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 上田氏は「CE Linux Forumとしても、早い段階からこれらの重要イベントの企画等に門戸を開いてくれた主催団体であるThe Linux Foundationに心から感謝すると同時に、そのオープンな姿勢に敬意を表したい。情報家電領域にとどまらず、Linuxの利用範囲が組み込みシステム全体へと大きく拡がる可能性がある。そのような状況下、今回、Kernel SummitやJapan Linux Symposiumが活況を呈したことには大きな意義がある」とも語っている。

JLS会場では海外と日本の開発者が積極的に交流した JLS会場では海外と日本の開発者が積極的に交流した

 一方、原田氏は「JLSでのTorvalds氏の積極的な参加姿勢に驚いた」という。「2007年からTOMOYO Linuxを提案するために『オタワ』を含め、これまで多くの会議に参加してきたが、Torvalds氏の姿を見かけたことはほとんどなかった」からだ。

参加者と積極的に交流したTorvalds氏。この画像は第100回YLUGカーネル読書会で 参加者と積極的に交流したTorvalds氏。この画像は第100回カーネル読書会で

 「本人も認めているが、Torvalds氏はあまり社交的なタイプではない。今回の会議では、その彼が多くの取材に応え、会議外のイベントにも参加して記念撮影に応じてくれた。日本のオープンソースコミュニティにとって素晴らしいプレゼントとなった。これがきっかけとなり、カーネル開発やオープンソースに興味を持つ人たちが増えれば良いと思う」(原田氏)

 さらに原田氏は、イベント全体の印象について、「結果については、予想以上で、記念すべき第1回のJapan Linux Symposiumは大成功と言って良いと思う。Linux Foundation Japan事務局の方々、運営を支えたボランティアの方々に感謝している」と語った。

開催成功を支えたボランティア

 あまり知られていないが、JLS2009には、総勢20人の個人がボランティアとして参加し、会議の運営を支えていた。その中には、カーネルサミットのためにメンテナーが来日してからJLS2009が閉幕するまでの約1週間をフルでボランティア活動にあてた人たちもいる。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
“真FinTech” 地域金融の行方
教育IT“本格始動”
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
スペシャル
デジタル時代を支える顧客接点改革
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
エンタープライズトレンドの読み方
10の事情
座談会@ZDNet
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]