あなたはどのタイプ? パターン別 英語資格への挑み方--エリック松永の英語道場(41) - (page 2)

エリック松永

2010-01-22 08:00

パターン2: 英語は苦手だけどやる気は満々、「今年こそ!」族

 このパターンの人は、仕事に対して前向きで、責任感が強い人が多いのが特徴です。そして、周りに英語ができる人がいたり、英語ができたらいいな思える環境にいるケースが多い。目標を達成することで仕事が楽になったり、新しい仕事の領域にチャレンジできる環境にいますので、どの資格を取るべきか、どの試験でどの程度のスコアを取ればいいのか吟味してみましょう。

 まずは、目標を明確にしましょう。簡単なメールのやり取りや英文資料の取り扱いがスムーズにできるようになりたいのであれば、燻し銀の英語力を養成する英検がお勧めです。オフィスでのコミュニケーションで英語が必要と感じているならTOEICです。まずは、英検かTOEICなのかを見極めましょう。

まつながみか イラスト: まつなが みか

 英検の勉強は、まず公式教本と過去問題集にじっくり取り組むことです。単語集や熟語集などは気にせず、とにかくこの2冊を何度も何度も繰り返すことで、しっかりとした英語力が身につきます。単語や熟語は、本で出会ったものを丁寧にノートにつけ、じっくり暗記していきます。無理に単語集や熟語集に手を付けてもモチベーションの低下を招くだけです。まずはじっくり既出の表現を頭にたたき込んでください。目標は、英語が苦手だと思っている方は英検2級を目安として下さい。じっくりやれば、必ず合格するレベルになります。

 TOEICは、とにかくスピードに慣れることです。決まった時間内に大量の問題をやり尽くす必要があるので、まずは過去問題集を中心に取り組めばいいのですが、私としては平行して英検2級の教本もじっくり学んでほしいと思います。英検2級の教本と過去問に取り組むことで、英語の「筋肉」がつきます。その上で、TOEICの過去問に本番と同じスピードでチャレンジしてスピード感覚を身につけるのです。

 もちろん、TOEICの過去問に出てきた表現もノートに書いて覚えましょう。じっくり系との併用で伸び悩みの解消になります。個人的には、TOEICの対策系の本はお勧めしません。筋トレに適していないからです。やはり筋トレにには英検の教本。たった1冊です。CDもついていますし、じっくりと英語の基礎が学べます。だまされたと思ってお試し下さい。目標は、TOEIC 600点をまずクリアできるよう、焦らずに勉強して下さい。

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