インテルは1月25日、東京都内にて「Intel Forum 2010」を開催し、「新2010インテルCoreプロセッサー・ファミリー」の新製品として3種類のプロセッサを発表した。
イベント会場で基調講演に立ったインテル 代表取締役社長の吉田和正氏は、「インターネット利用者数は2009年9月末には17億3400万人にのぼった。インターネットの利用方法も、昔は検索やメールが主だったが、今ではSNSや動画、オンラインゲームなどさまざまだ。また、コンテンツの高品質化が進んでおり、HD対応、3D対応も求められている。今こそ“Time for a Change”、つまり家庭のライフスタイルが変革する時だ」と述べ、インテルのプラットフォームがその変革のきっかけになるとした。
今回インテルが発表した3製品は、ハイエンドの「インテル Core i7プロセッサー」、スタンダードの「インテル Core i5プロセッサー」、廉価版の「インテル Core i3プロセッサー」だ。これらの新製品は、32ナノメートルプロセス技術で製造された初のプロセッサとなる。
Core i7とCore i5では、「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」が搭載されている。これは、必要なときに自動的に処理速度を向上させ、必要のないときは電力を抑える技術だ。また、すべての新プロセッサに「インテル ハイパー・スレッディング・テクノロジー」が搭載されており、1つのコアで複数のスレッドを実行する。
こうした技術により、「Core i5搭載のPCは、3年前のPCと比べると、音楽データの変換が1.9倍高速に、ビデオ編集が3.2倍高速に、写真編集が2.1倍高速になっている」と吉田氏は述べた。