日立システムとブロケード、高速データ移行サービスを提供

ZDNet Japan Staff

2010-02-09 14:38

 日立システムアンドサービスとブロケードコミュニケーションズ システムズは2月9日、米Brocade Communications Systemsが開発したデータ移行専用アプライアンス「Brocade Data Migration Manager」(Brocade DMM)を利用してブロックデータ移行プロジェクトを支援する「高速データ移行サービス」を共同で提供すると発表した。

 高速データ移行サービスは、データ移行計画立案支援からデータ移行作業、完了レポート提出までをワンストップで提供する。同サービスに利用されるBrocade DMMは、Brocadeのファイバチャネルスイッチをベースに設計されており、ブロックデータ移行のためのコマンドを発行する「コピーエンジン」に専用の特定用途向けIC(ASIC)を搭載している。これにより、従来のサーバベースのデータ移行方式と比較し、多重コピー処理を効率的に実行できるという。

 高速データ移行サービスは、ファイバチャネルインタフェースを持ったオープンストレージを対象にマルチベンダーのストレージをサポートする。実効移行速度は、毎時数百ギガバイト〜1テラバイト以上。データ移行専用アプライアンスは移行時のみ貸し出しするため、ユーザーが機器やソフトウェアを購入する必要はない。

 日立システムでは、従来より提供してきたストレージ本体の設計や構築サービスなどとも連携を図りながら、スムーズに新ストレージへの移行を実現するサービスとして高速データ移行サービスを販売していくという。

 高速データ移行サービスの提供開始日は2月10日より。価格は構成などによっても異なるが、2テラバイトのデータを2日間で移行した場合の参考価格が250万円からとなる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]