東芝ソリューションは2月3日、製造業向け統合SCM事業の強化として、生産管理ソリューションラインアップに、国内製造業の生産、販売、原価に特化したパッケージ「MCFrame」を加え、さらに幅広い製造業のユーザーに対して、課題解決に向けたソリューションを提供していくと発表した。
MCFrameは、東洋ビジネスエンジニアリングが提供する国内製造業のSCM業務に特化したパッケージソリューションで、組立加工業やプロセス業などの幅広い業種で200社以上の導入実績を持つ。ユーザーから求められる詳細な管理に対応した各種の機能を備え、標準機能のまま短期間、低コストで導入できる点が特徴という。また、ユーザーが容易に使える開発支援ツールと柔軟性、拡張性を併せ持つ「フレームワーク」を搭載することで、国内製造業の競争力となっている独自の業務プロセスを生かすシステムを実現し、業務プロセスの変化にも柔軟に対応できるとしている。
従来から提供している生産管理ソリューションにMCFrameを加えることで、ソリューション体系を強化し、業務支援ソリューションをはじめ、商品、製品の需給に着目したサプライチェーンを実現する統合SCMソリューションが提供できるとしている。
同社では、製造産業ソリューション事業部を中心に、新規市場担当の営業事業部、全国6支社、グループ会社の連携で、今後3年間に10億円の販売を目指すとしている。