新日鉄ソリューションズ(NSSOL)は2月16日、クラウド型のITインフラサービス「absonne(アブソンヌ)」の新メニューとして“スタンダードモデル”を2月22日から提供すると発表した。
スタンダードモデルの基本セットには、サーバやネットワークなどのITリソース、初期の基盤構築サービス、利用開始後の運用サービス、ファシリティサービスが含まれている。この基本セットに加え、リソースオプション、運用オプションを組み合わせることで、ユーザー企業のシステム要件に合わせることができるとしている。
利用期間は最短で1カ月契約から、提供価格は基本セットが月額8万円から。事業拡大などでスタンダードモデルから大規模向けの“エンタープライズモデル”への移行が必要となった場合でも、シームレスに対応することが可能だという。
今回のスタンダードモデルは、すでに提供している大規模システム向けに要件に応じてカスタマイズできるエンタープライズモデルをベースにして、標準構成化、メニュー化、定額化を追求したモデルとなっているという。2007年から同社は企業向けクラウドサービスを提供してきており、「小規模からクラウドを利用して事業をスタートさせたい」という要望が多数寄せられたことを受け、スタンダードモデルのリリースを決定したとしている。
新日鉄ソリューションズは、スタンダードモデルで3年間で200社、30億円の売り上げを目指すとしている。