アップルのSafariブラウザに複数のゼロデイ脆弱性

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2010-03-02 18:17

 過去2週間の間に、セキュリティ研究者がAppleのSafariブラウザに存在する8件の異なる脆弱性を報告している。

 すべてリスク「高」にレーティングされたこれらの脆弱性の詳細は、影響のあるベンダーと仲介する独占的権利と引き替えに、脆弱性情報の権利を購入するプログラムである、TippingPointのZero Day Initiative(ZDI)に売却された。

Safariのゼロデイ脆弱性の一覧

 リスク「高」のレーティングは、遠隔からコードを実行するために悪用できる脆弱性に対して使用される。

 これら8件のSafariの脆弱性は、すべてteam509の「wushi」という名前の研究者が報告したものだ。ZDIが公表予定のアドバイザリを列挙したページには、脆弱性の基本的なリストと、脆弱性がAppleに報告されてから経過した日数が掲載されている。

 このページには、ほかにAdobe、Mozilla Firefox、Novell、Hewlett-Packard、Oracle、Microsoft、IBMの製品に存在する未解決のセキュリティホールも掲載されている。

 TippingPoint ZDIは、毎年CanSecWestで開催されているPwn2Ownハッカーコンテストのスポンサーであり、このコンテストでは、Safariは毎回非常に大きなターゲットになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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