マイクロソフト、自治体向けに「子ども手当」の事務作業支援ツールを無償提供

ZDNet Japan Staff

2010-03-16 11:42

 マイクロソフトは3月16日、子ども手当制度変更によって発生する事務作業の効率化を目的としたテンプレート「子ども手当事務支援 Excelテンプレート」を自治体に向け無償で提供すると発表した。子ども手当とは、中学生以下の子どもがいる世帯に対し、子ども1人あたりの月額を支給する制度となる。

 子ども手当事務支援 Excelテンプレートの主な機能としては、台帳(資格)管理、支給管理、帳票出力など。台帳管理機能では、支給対象者データの取り込みや、認定請求、額改定請求(届)、消滅届、住所や氏名変更届などの事務処理を支援し、支給管理機能では、各自治体の支給方法に対応した手当支給事務の設定が可能。また、帳票出力機能としては、資格関係帳票、支給関係帳票、国などへの報告書類といった帳票のほか、汎用統計処理ができるとしている。

 子ども手当事務支援 Excelテンプレートを提供する対象は、子ども手当の制度変更により大規模なシステム改修やシステム変更をかけることが難しい自治体や、子ども手当システムが6月の支給開始に間に合わない自治体、2011年度前後に子ども手当システムを含む既存業務システム更改を予定している自治体、支給対象者が比較的少ない人口1万人以下の自治体などだ。

 同テンプレートを利用するには、Microsoft Excel 2003以降が必要となる。テンプレートは、マイクロソフトのウェブサイトよりダウンロード可能だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]