自分が転職先を探していることを今の勤務先に知られたくないという場合、隠密行動をとる必要がある。会社に悟られないように転職活動を行うために、本記事で紹介するティップスを役立ててもらいたい。
転職先を探していることが勤務先に知られてしまうと、まずい立場に追い込まれると相場が決まっている。現在のような経済状況において、そういったリスクはさらに大きなものとなる。転職活動を行う際に最も避けたいこと、つまり考えられる最悪の結果は、転職できなかったにもかかわらず、そういった活動を行っていた事実を上司に知られてしまうということだろう。以下は、社内の誰にも知られることなく転職活動を行うためのティップスである。
#1:あからさまな服装の変化を避ける
今の職場では、あなたも同僚もジーンズにTシャツという格好で仕事をしているものの、転職希望先の企業ではスーツの着用が求められていると考えてほしい。こういった場合、面接の日が平日であるからといって、スーツで出社してはいけない。転職希望先の企業に対して、「いつもの服装」で面接を受ける必要があると説明するか、どこかで着替えるようにすべきである(後者を選択する方が良いだろう)。なお、こういった状況は、今の勤務先できちんとした服装をし、身なりを整える良い機会となるかもしれない。
#2:面接用の着替えを人目に触れないようにしておく
面接用の着替えを持って出社する必要がある場合、職場では人目に付かない場所に置いておくか、職場に持ち込まないようにしてほしい。どうしても職場に持って行く必要がある場合には少なくとも、中身が透けて見えないドライクリーニング袋に入れるか、スーツバッグに入れておくようにしよう。マイカーで通勤しているのであれば、車内に置いておくのが一番良いだろう。
#3:簡単な着替えで済むようにする
服のコーディネートを工夫することで着替えが簡単になり、怪しまれにくくもなる。例えば、あなたが男性で、勤務先ではビジネスカジュアルが標準となっているものの、面接にはスーツとネクタイで身を固めて行く必要があるという場合を考えてみよう。そういった場合には、以下のような服装で出社すると良いだろう。
- 面接に着ていくスーツのスラックス
- 襟元がボタンダウンになっている青色の長袖シャツ
- ノーネクタイ
ボタンダウンの青色のシャツは、スーツと合わせて着ても、単独で着ても不自然ではないため重宝するはずだ。白色のシャツとは異なり、スーツ姿からネクタイをはずしただけという風には見えず、本当にビジネスカジュアルに身を包んでいるように見えるだろう。これで、面接に向かう際には、ネクタイを締めてスーツの上着を着るだけで良いというわけである(靴を履き替えた方が良い場合もあるかもしれない)。