マイクロソフトは5月25日、プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方の運用管理に対応する統合運用管理ソリューション「Microsoft System Center Server Management Suite」に、新たな製品ラインアップを追加すると発表した。
ラインアップに加わるのは、クラウド環境に最適化されたディザスタリカバリ機能を持つバックアップリカバリソリューション「System Center Data Protection Manager 2010」と、構成管理データベース(CMDB)やサービスデスク機能を搭載し、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)ベースのプロセスによる統合運用管理を支援する「System Center Service Manager 2010」。これらの製品が、物理環境と仮想環境、およびプライベートクラウドとパブリッククラウドから構成されるハイブリッドクラウドシステム環境の一元管理を支援するという。
System Center Data Protection Manager 2010は6月1日に、System Center Service Manager 2010は7月1日にそれぞれラインアップに追加される。また、System Center Data Protection Manager 2010の提供にあわせて、NEC、日立製作所、富士通の3社が、「Hyper-V 2.0」で構築された仮想化基盤に対応するストレージソリューションを提供するという。
マイクロソフトではさらに、運用管理に関わる手間をウィザード形式などで簡素化した中堅中小企業向けの統合運用管理ソリューション「System Center Essential 2010」も7月1日より提供開始するとしている。