ネオジャパンは6月22日、ウェブベースグループウェアの最新版「desknet's Ver. 7.2」の提供を開始した。最新版となる7.2では、「Microsoft Outlook」やネットサービスとの連携機能を追加している。
Outlookとの連携では、desknet'sのスケジュールやToDo、アドレス帳の情報をOutlookに取り込め、desknet'sで管理していた予定をオフラインでも見ることができる。desknet'sからOutlookに一方向に取り込むだけで、双方向での情報連携はできない。活用するには、サーバとクライアントの両方に専用のモジュールを導入する。モジュールは無償で提供される。
ネットサービスでは、「Googleカレンダー」や「excite」、「YouTube」などとの連携ができるようになっている。Googleカレンダーとの連携では、プライベートのスケジュールを管理しているGoogleカレンダーの情報をdesknet'sのスケジュールに取り込むことができる。仕事とプライベートを分けて管理していた予定をdesknet'sで一元化できる。具体的には、Googleカレンダーの「限定公開URL」を取得してdesknet'sに設定することで、情報を表示させるというものであり、Googleカレンダーの実データをdesknet'sに取り込むというものではない。
exciteとの連携機能は、desknet'sのトップポータル画面にexciteのウェブ検索窓を設置して、シームレスにウェブ検索ができるというもの。検索結果のページでは、desknet'sに関するさまざまな情報を取得したり、desknet's製品サイト内やマニュアル内のキーワード検索をしたりといったことも可能だ。YouTubeの動画データは、desknet'sのインフォメーション(社内掲示板)に貼りつけることができる。
また最新版では、ネオジャパンが提供する電子書類ウェブサービス「libura(ライブラ)」とインフォメーションを連携させることもできる。liburaは、PDFやExcel、Word、PowerPointなどの文書を閲覧できるサービス。desknet'sのインフォメーションにドキュメントビューワを貼りつけて、見る人にとってより分かりやすく、より充実した情報を簡単に掲載できるようになっていると説明する。
価格は5ユーザーライセンスが4万1790円、無制限ユーザーライセンスが104万7900円となっている。