サイボウズのUstream配信機材セット
機材の選定には映像や音声の質に気を使いますが、事前準備の時間が少ない場合が多いのでセッティングのしやすさも重要です。また機器の故障で中継できないという事態を避けるため、機材はバックアップを必ず用意しています。
外部の記者会見会場から中継する際は、会場の音響とプロジェクタ映像のLINEおよびDVカムの映像をオールインワンスイッチャーに入力し、配信用PCへ出力し、配信しています。
設備がない会場では、映像および音響を直接オールインワンスイッチャーに入力しています。マイクはワイヤレスマイクとリベリアマイクを使い、電波環境の悪い場所ではワイヤードマイクを利用します。入力ソースの数量によっては、オーディオミキサーを経由して入力することもあります。具体的には以下の機材を使用しています。
- スイッチャー
ソニーのAnycast Stationを利用しています。多様な入力インターフェースがあり、Firewireの出力も可能です。モニタも内蔵されているため、運搬とセッティングを簡素化できます。 - 配信用PC
メインはソニーの VAIO type Z。CPUはCore i7-620M(2.66 GHz)、メモリは8GB。スタンバイ機としてThinkpad X61を用意しています。配信ソフトはUstream Producer ProやFlash Media Live Encoderを利用しています。 - カメラ
ソニーのDCR-HC62、BRC-300、PanasonicのNV-GX7Kを利用しています。控え室の状況を配信する時などはウェブカメラLifeCam VX-6000を利用しています。 - その他
スマートフォン向け製品の紹介では書画カメラを使います。BGMはポータブルMP3プレイヤーから入力しています。中継時の担当者同士のやりとりにはインカムやGoogle Talkを活用しています。社内の人間に中継品質などをチェックしてもらったりもします。 - トラブル時の予備
ビデオコンバータ、RGB分配器、PCカード型Firewireインターフェース、予備PC、演台用小型ディスプレイ、各種ケーブルなどを持ち込んでいます。