石油業界大手シェルのICTアウトソーシングを富士通が獲得--19カ国の店舗にサポート提供

富永恭子(ロビンソン)

2010-09-10 17:57

 富士通は9月10日、石油業界大手のSHELLの主要19カ国のガソリンスタンドにおいて、最先端のICT導入やサポートを行うICTアウトソーシングを獲得し、7年間の契約を締結したと発表した。

 これまで、SHELLのガソリンスタンド店舗では、給油管理、POS、カードリーダ、バックオフィスなどのシステム導入、運用などについて、多くのサプライヤーがそれぞれにサービスを提供してきた。今回の契約締結により、主要19カ国では、富士通が既存および新規システムのサポートだけでなく、今後の最先端ICT導入に関しても責任を負うことになるという。全世界を均一にサポートするために、同サービスは富士通の北米、欧州、APACの3地域のコールセンターから行われる予定だとしている。

 なお、同サービスの導入は、SHELLが全世界で推進しているガソリンスタンドにおける店舗改革「Global Sites Systems Programme」の一環であり、富士通はSHELLの主要19カ国の市場で、ビジネス効率の向上やコストの削減を行うなど、ICTの改革を担うパートナーとして参画するという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]