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2011年1月6日(日本時間)、AppleはついにMac App Storeを開設した。
長い間、Appleはサードパーティー製ソフトウェアをコントロールすることに腐心してきた。
Mac OS Xが登場したここ10年だけを見ても、開発キットは無償提供するが最新リソースを「Apple Developer Connection」(ADC)経由でのみ提供することでデベロッパーを掌握し、Apple Human Interfaceというガイドラインを示すことでユーザーインターフェースの拡散防止につとめ、デベロッパー向けイベントのWorldwide Developers Conference(WWDC)を定期開催することで、デベロッパーコミュニティを維持してきた。
それらの努力には、ユーザーインターフェースへのこだわりなどAppleらしさも読み取れるが、それ以外は他のOSベンダーや開発ツールベンダーと大差ない。APIなど開発リソースを提供し、活用事例を紹介し、ロードマップを示す――環境を整備して将来への道筋を見せるからあとは自助努力で、という基本姿勢は同じだ。
だからこそ本日発表された「Mac App Store」は、Appleにとって大きな冒険でありパラダイムシフトといえる。携帯電話やスマートフォンの世界では当たり前の、販売プラットフォームを含めてデベロッパーに提供するというコンセプトは、デベロッパーの経済的な部分にまで踏み込むことを意味するからだ。
ここで情報を整理してみよう。現時点で知ることができ、ここに書ける情報は限定的だが、それでもパラダイムシフトと呼ぶに十分なインパクトを持つ出来事であることは確かだろう。
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