“ビッグデータ”の時代がやってきた--「Teradata PARTNERS 2010」開催 - (page 2)

田中好伸(編集部) 2010年10月26日 15時38分

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 基調講演では、Teradataでビジネス開発とマーケティングを担当するエグゼクティブバイスプレジデントのDarryl McDonald氏も登壇した。McDonald氏は、「“データのソーシャル化”がイノベーションを進める」と主張した。McDonald氏によれば、“データのツナミ”が企業に向かっているという。たとえばRFIDやiPhoneなどのスマートフォン、ソーシャルネットワーク、センサーネットワークなどからできる大量のデータから価値を創造するために「企業はデータをソーシャル化すべき」だという。

 データの中にある価値を見つけられる企業は競争優位性を創造できるとMcDonald氏は説明する。データをソーシャル化することでイノベーションを起こし始めている企業がいくつかあるという。たとえばInterContinental Hotelsは、iPhoneから宿泊予約ができるようにしたことで、モバイル端末からの予約件数が2009年に400%になったという。

Darryl McDonald氏 TeradataエグゼクティブバイスプレジデントのDarryl McDonald氏

 McDonald氏は今の世界が“ビッグデータ”の世界になっているとも語る。「2010年のグローバルのデータの量は1.2ゼッタバイト」という。「世界で20億人がネットにアクセスしており、モバイル端末ではデータ通信が通話を上回るようになっている」(McDonald氏)。また現在はTwitterやFacebookなどが普及することで、ソーシャルネットワークの影響が無視できないものになっている。

 「89%もの人が悪い経験をソーシャルネットワークで話すとしており、広告よりもソーシャルネットワーク上の情報を信じるユーザーが78%存在する。ソーシャルネットワークは良いものでも悪いものでも、大きなインパクトを企業にもたらすことになる」(McDonald氏)

Scott Gnau氏 TeradataのCDOを務めるScott Gnau氏

 基調講演には、Teradataで最高開発責任者(Chief Development Officer:CDO)を務めるScott Gnau氏も登壇した。Gnau氏は基調講演の中でTeradataの新製品を発表している。

 Teradataは今回同社製品で活用するデータベースエンジンの最新版である「Teradata Database 13.10」を発表している。Teradata Database 13.10は複雑なビッグデータや高度な分析に対応したものとGnau氏は説明する。

 ハードウェアとしてはエンタープライズ用データウェアハウスの上位機種になる「Teradata Active Enterprise Data Warehouse 5650」、「Teradata Extreme Performance Appliance 4600」、データウェアハウスアプライアンスのエントリモデルとなる「Teradata Data Warehouse Appliance 2650」、大容量データ分析用アプライアンス「Teradata Extreme Data Appliance 1650」、部門向けデータマートの「Teradata Data Mart Appliance 560」が今回発表となっている。

 エンタープライズ用サーバの上位機種となるActive Enterprise Data Warehouse 5650は、既存機種より性能を43%向上させているという。既存機種が14ペタバイトまで対応していたのに対して、Active Enterprise Data Warehouse 5650では86ペタバイトまで対応できるとしている。

 Extreme Performance Appliance 4600は、ソリッドステートドライブ(SSD)技術をベースにしたデータウェアハウスだ。ハードディスクドライブ(HDD)をベースにしたデータウェアハウスと比較して、クエリを18倍高速にできるという。17テラバイトまで対応できる。

 データウェアハウスアプライアンスのエントリモデルであるData Warehouse Appliance 2650は、275テラバイトまで対応可能だ。大容量データ分析用アプライアンスのExtreme Data Appliance 1650は、187ペタバイトまで対応可能であり、アーカイブされたデータの履歴分析にも活用できるとしている。Data Mart Appliance 560は部門向けデータマートであり、部門で活用されることを想定したものだ。11.7テラバイトまで対応できるという。

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