フォトレポート:Windowsスタートメニューの進化--Windows 95からWindows 7まで - 2/10

文:Greg Shultz(Special to TechRepublic) 翻訳校正:編集部

2011-02-22 07:30

 WindowsのStartメニューは、知ってのとおり、同OSにあるアプリケーションやタスクのすべてが集まっている。しかし、このメニューは、初めからStartメニューと呼ばれていたわけではない。  本記事では、「Windows 95」から「Windows 7」までにおけるStartメニューの進化を紹介する。
 後にWindows 95となるOSの開発初期段階において、画面の左下部にSystem、Find、Helpと呼ばれる3つのボタンが存在した。Windowsのフラグアイコンが表示されたSystemボタンは、メインメニューと考えられていた。Findボタンは虫めがねをのぞき込む目のアイコン、Helpボタンはクエスチョンマークとインフォメーションを示す「i」のアイコンで表現された。

 上で述べたとおり、Systemメニューはメインメニューで、5つのコマンドのみが実装されていた。しかし、次の開発フェーズで生き残ったコマンドは、RunとShut Down Windowsの2つだった。プログラムは、File Cabinetと同様、デスクトップにそれぞれのアイコンが置かれた。

 しかし、ユーザビリティテストで、Systemという言葉があまり直感的ではないことが明らかになった。初期テストによって、最終的には、人々がこの新しいOSを使用する際に、どこから始める、つまりスタートするべきなのか、分かっている必要があるということを発見した。そのため、このボタンをStartと呼ぶことが最適であるという結論に至った。後のユーザビリティテストで、人々はすぐにStartボタンをクリックし、メニューを意図されたとおりに使用し始めることがわかった。その結果、このメニューは、Startメニューとして知られるようになった。

 後にWindows 95となるOSの開発初期段階において、画面の左下部にSystem、Find、Helpと呼ばれる3つのボタンが存在した。Windowsのフラグアイコンが表示されたSystemボタンは、メインメニューと考えられていた。Findボタンは虫めがねをのぞき込む目のアイコン、Helpボタンはクエスチョンマークとインフォメーションを示す「i」のアイコンで表現された。

 上で述べたとおり、Systemメニューはメインメニューで、5つのコマンドのみが実装されていた。しかし、次の開発フェーズで生き残ったコマンドは、RunとShut Down Windowsの2つだった。プログラムは、File Cabinetと同様、デスクトップにそれぞれのアイコンが置かれた。

 しかし、ユーザビリティテストで、Systemという言葉があまり直感的ではないことが明らかになった。初期テストによって、最終的には、人々がこの新しいOSを使用する際に、どこから始める、つまりスタートするべきなのか、分かっている必要があるということを発見した。そのため、このボタンをStartと呼ぶことが最適であるという結論に至った。後のユーザビリティテストで、人々はすぐにStartボタンをクリックし、メニューを意図されたとおりに使用し始めることがわかった。その結果、このメニューは、Startメニューとして知られるようになった。

提供:Greg Shultz

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]