デスクトップPCのセキュリティ強化策--見過ごされがちな5つのティップス - (page 3)

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2011-03-07 08:00

5:個人的なフォルダやファイルをプライベートなものとして設定しておく

 マシン上のフォルダやファイルを他のユーザーと共有する場合であっても、プライベートなフォルダを持ち続けることは可能である。こういった機能は、個人的な情報を抱えている場合、特に重要なものとなる。企業によっては個人的なファイルをデスクトップマシン上に保存することを許可していないものの、そういった厳格な企業は珍しいと言えるだろう。企業が個人的なデータの保存を許しているのであれば、そういったデータに同僚がアクセスできないようにしておきたいはずだ。

 こういったことを行う方法は、プラットフォームによって異なっている(しかも、Windowsというプラットフォームはさまざまなエディションに分かれているため、話はさらに複雑になる)。しかし基本的には、フォルダ単位にアクセス許可を設定し、特定ユーザーのみが該当フォルダにアクセスできるようにするという方法になる。Windowsの場合、フォルダを右クリックし、[プロパティ]を選択する。その後、表示されたプロパティダイアログボックス中の[セキュリティ]タブを選択し、アクセス許可の内容を編集することで、特定ユーザーのみが該当フォルダにアクセスできるようになる。

決定的なティップスはあるのか?

 デスクトップPCを100%セキュアにできる確実な方法があると言い切れれば、どれだけ素晴らしいことか。しかしそういったことは、マシンをネットワークから切り離し、電源を切ってしまわない限り、無理な相談だ。しかも、そんなことをすれば仕事の生産性は著しく低下してしまうだろう。このため本記事で紹介しているティップスを実践することで、少しでもデスクトップPCをセキュアなものにしてほしい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]