セキュリティ製品サービスを手がけるセキュアブレインは3月13日、震災に関連するチェーンメール、偽メール、偽ウェブサイトに注意を促した。
3月11日に発生した「コスモ石油工場爆発」に関するチェーンメールを確認。無暗に転送を行うと情報の錯綜を招くと同時に、インターネットのトラフィックを圧迫し、重要な情報の伝達に支障をきたす恐れがあるとしている。チェーンメールの文例は以下で、このメールに関してはコスモ石油(ウェブサイトは非常につながりにくくなっている)でも注意を喚起している。
<チェーンメール例>
コスモ石油工場勤の方から情報。
外出に注意して、肌を露出しないようにしてください!
コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい!!
皆さんに知らせてください!!
多くの人に回してください!!
また、同社ではチェーンメールの特徴として、以下の点を挙げ、こうした要素が含まれた電子メールを受け取った場合、情報の告知に協力する前に、関連する情報をインターネットで調べてほしいとしている。
- 天災、事故等に関連した、心配する内容を警告している。
- 「皆さんに知らせてください。」「多くの人に回してください」のような、告知の協力を求める文面が記載されている。
さらに、今後は震災に関連した「偽メール」や「偽ウェブサイト」、「義援金を募る詐欺メールや詐欺サイト」が発生する可能性もあるので、情報を十分に確かめる必要性を重ねて訴えている。
◇震災関連情報まとめ
傍観者ではなく“当事者としてできること”--東北地方太平洋沖地震