会社を辞めて独立するときの10の心構え - (page 2)

富永恭子 (ロビンソン)

2011-06-20 12:38

#3:独立する分野を決定する

 これは、独立する「ジャンル」や「テーマ」を検討するということだ。

 独立はしたいが、「経験のある業界がいいのか、それとも、未経験でもやりたいことをやったほうがいいのか?」と悩む人は決して少なくない。そこで、自分の勝算が見えるフィールドを見つけることも大切だ。それが見つかれば、独立したいと思うモチベーションも高まる。

 そのポイントのひとつは、「経済環境が良い」ことだ。成長している業界、時代が必要とする分野では、今後仕事が増える可能性が高い。競合も多く生まれるかもしれないが、人より先にそこを目指せば、それだけメリットを得ることができる。また、ニッチな領域であれば、大きなパイが予想されなくても、競合が少ない場合もある。

 2つ目は、「参入障壁が少ない」ことだ。つまり、自分がその業種に参入可能であるかどうかを検討する必要がある。参入に巨額の投資が必要なものは避けるべきだろう。

 3つ目は、自分の「スキルや特技が生かせる」こと。独立してから学び始めるということは大変なリスクだ。自分が趣味や特技としていることの延長線上の分野を目指せば、これまでの経験を生かすことができる。または前職でやってきたことと同じか派生した内容での分野であれば、経験だけでなく顧客とのコネクションも活用が可能だ。

#4:家族の理解を得る

 独立後に万が一運営が苦しくなった時、物心両面で最も頼りにできる支援者は家族だ。従って、独立を考える際は、家族に対して、必ずその意向を告げ了解を得るべきだ。特に既婚者は、生活・生計を共にする相手に独立の目的や内容を十分説明したうえで、それが家族の生活にどう影響するのかいっしょにに検討する必要がある。

 収入の増減、収出のタイミング、家族と過ごす時間、住む場所への影響、家事や育児、親の面倒などを互いが理解したうえで独立したほうが、後にトラブルになる可能性も少なくなる。

#5:可能な限り円満退社を目指す

 独立のために退職するのであれば、適当な理由を付けたりせず、はっきりと独立の意向を上司に伝え、できる限り勤務先の業務に支障をきたさないよう配慮したうえで辞めるべきだ。

 元の勤務先が顧客や仕入れ先、業務提携先になってくれるなど、支援してくれるケースは意外と多いし、情報交換の相手として協力し合うこともできる。独立する際に支えてくれる人は、ひとりでも多いほどいい。また、メリットが何もなかったとしても、わざわざ敵をつくるような辞め方は避けるべきだろう。

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