会社を辞めて独立するときの10の心構え - (page 4)

富永恭子 (ロビンソン)

2011-06-20 12:38

#9:いろんなものと闘う覚悟をする

 独立するからには、まず、「自分の働きがすべて」だということを自覚しなければならない。会社員時代であれば、自分の部署が赤字でも、他の部署が利益を上げていれば、会社自体では何とかなった。しかし、独りになれば、すべて自分の力で稼ぎ、生活していかなければならない。

 そして、これまで考えていた以上に収入は小さく、支出は大きく感じるだろう。特に立ち上げ当初は物入だ。資本金以外にも、軽く100万、200万の立て替え金はあっという間に消えていく。

 また、事業継続と拡大のためには、売上の伸長が必要だが、売上を追求すると自分の生活時間は削られていく。独立した人の多くは、最初の数年はほとんど休めないといっている。週2日、土日決まって休みが欲しいのなら、会社員を続ける方が無難だろう。

 しかも、それだけ働いても、様々な先行きが見えない不安に直面する。売上が減ってきて、キャッシュフローに悩まされたり、人数が少ないうえに退職する者が出て事業の進ちょくがストップすることもある。また、自分がトップに立ってしまうと相談相手がなかなかいなくなる。独立するのであれば、ある程度、事業が軌道に乗るまで、このような精神的不安と常に闘い続けていく必要があるということを覚悟しなければならない。

#10:自分を管理する

 最後は、しっかり自分を管理する意識を持つことだ。

 独立した後は、文字どおり「体が資本」だ。とにかく元気でいる必要がある。自分がいなくなっては、事業を継続することはできない。

 そしてもうひとつは、自分のお金と会社のお金を区別して管理すること。収入に関しては、自分の仕事の出来高により変わってくる。そして、そのお金は自分の「事業の収入」であり、「生活費」ではない。仕入や経費の管理だけでなく、自分に今どれだけキャッシュがあるのかの管理も必要になるのだ。

ZDNet Japan 事業継続フォーラムのご案内
朝日インタラクティブは6月22日、都内で「ZDNet Japan 事業継続フォーラム」を開催します。ヤマト運輸 情報システム部長による基調講演「ヤマトグループが取り組んだ広域災害対策の歴史」、仙台のIT企業 トライポッドワークスによる特別講演「大震災で通信と物流がストップ--仙台のIT企業はいかにして事業を継続したのか」などを予定しています。皆さまのご参加をお待ちしております。

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookページTwitterRSSNewsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。現在閲覧中の記事は、画面下部の「Meebo Bar」を通じてソーシャルメディアで共有できます。東日本大震災の情報は、特設サイト「ZDNet Japan after 3.11」にまとめています。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]