人事給与業務をシェアードサービス化、パッケージソフト「POSITIVE」採用

田中好伸 (編集部)

2011-06-24 12:51

 総合厨房機器メーカーのホシザキ電機(愛知県豊明市)はグループ人事給与シェアードサービスの基盤である統合人事給与システムをパッケージソフト「POSITIVE」で構築、2010年11月から稼働している。電通国際情報サービス(ISID)が6月24日に発表した。

 ホシザキ電機はグループ経営管理体制の強化を経営基本方針の一つに掲げており、2009年12月にグループ経営基盤を強化するための一施策として、人事給与業務のシェアードサービス部門の設立と統合人事給与システムの構築を決定している。

 シェアード化に向けた人事給与業務の抜本的見直しとシステム構築を約1年で実施するプロジェクトが発足。複数のパッケージソフトを比較検討した上でPOSITIVEを採用している。プロジェクトは、人事給与業務のアウトソーシングで最大手という三菱総研DCSとISIDが共同で推進、業務とシステムの両面から最適な提案を実施して、当初の計画通りの約1年で立ち上げている。

 シェアードサービスは、ホシザキ電機本社と国内グループ会社計16社約450拠点の従業員(工場勤務をのぞく)約7000人を対象にしている。ホシザキ電機グループは、人事給与業務のシェアードサービス部門の立ち上げと同時にシステム基盤を構築して、グループの人事給与業務の集約と効率化を実現しているという。

 POSITIVEの機能を活用して、紙ベースで行っていた給与明細書や源泉徴収票の配布、年末調整の申告などを、ウェブベースに切り替え、印刷や配布にかかっていた作業工数を約50%削減することができたという。

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