SAP エンスリン氏「日本は知の経済への移行を進めよ」 - (page 3)

末岡洋子

2011-07-04 12:00

SAPはERPカンパニーではない

 「SAPはERPカンパニーではない。分析、モビリティ、データベース――さまざまなソリューションを持つ」とEnslin氏は強調する。

 これまでとは提供方法が異なるオンデマンド(クラウド)により、SAPもビジネスのやり方を大きく変えている。従来の直販主体の営業に加え、チャネル戦略を強化しているという。

 これにあわせ、営業チームも業務アプリケーションに加えてOEM部隊を作った。富士通やNECなどのハードウェアベンダーと協業するもので、取り組みを拡大中という。パートナー戦略では、モビリティ分野でAccentureとの提携を発表、今後も増やしていくという。

 「顧客に複数の選択肢を提供する。直販はハイタッチが必要な製品用で、ハイタッチを必要としない製品は直販以外で提供する。顧客は効率のよいチャネルから購入できる」とEnslin氏。アプリストアのような感覚で、セルフサービス形式で手に入れたいような顧客もいるのではないか、と見る。

 Enslin氏によると、複数の販売チャネルを持つことは自社へのメリットも大きいという。「市場までのコストを効率化できるし、イノベーションや最新の技術、ソリューションを提供するスピードも調整できる」からだ。2年前に比べると、新機能を提供する速度は圧倒的に短縮されたという。今後は直販以外が増えると予想するとともに、PaaSに拡大することもあり、「開発者にも参加しやすいようにしていく」と付け加えた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]