アパレルや生活雑貨の通信販売を手がけるセシールは、全社購買業務の一元化と可視化による内部統制強化を目的に、NECのクラウド型間接材購買サービス「PLEOMART/PS」の本格適用を開始した。サービスを提供するNECが9月26日に発表した。
セシールでは、カタログの発注やダイレクトメールの封入および発送、商品用のダンボール、事務用品などの購買業務の全社システム基盤としてPLEOMART/PSを採用した。工場の副資材、オフィスで使用する文房具などの見積りや発注管理などの購買業務を、ネットを利用して実行、内部統制強化や業務改善を図る。
従来は各部門ごとに間接材や事務用品の購買業務を実施していたが、PLEOMART/PSを導入することで、グループ会社を含めて業務を一元化したい考えだ。また、同サービスの照会機能を活用することで、購買関連業務の履歴を証跡として残し、内部統制を大幅に強化する。購買実績をリアルタイムで把握し、迅速な意思決定を図り、また購買業務処理の効率化とコストの削減も目指す。
セシールでは、PLEOMART/PSのパラメータ設定を活用し、9月時点で20種類の購買プロセスで同サービスを運用。間接材や事務用品などの購買品目の90%前後をPLEOMART/PSを活用して購入しているという。