メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム(MIJS)は3月29日、2011~2012年度の業務システム構築実態の調査結果を発表した。調査によると、2011年度のIT投資予算DI(ディフュージョンインデックス)値は1%増、2010年の調査開始以来初めてプラスに転じたという。
2012年度のシステム構築方法を聞くと、スクラッチ開発志向が25.2%に低下。パッケージ志向が56.4%とスクラッチ開発の2倍以上になっている。
業務アプリケーションとしてASP/SaaSを利用中か検討中の企業は合計で56.3%と過半数を超えている。MIJSでは業務アプリケーションのクラウド利用がさらに進むと見込んでいる。
2012年度に業務端末にスマートフォンやタブレットを利用中か検討中の企業は55.2%となっている。スマートフォンやタブレットの業務利用が今後広がるものとしている。
調査は2月9~27日に情報システムの導入や運用、利用に携わるビジネスマンを対象にした。有効回答数は263件となっている。