ベネトン、顧客接点強化でSaaS型CRM活用--売り上げや顧客動向を統合管理

田中好伸 (編集部)

2012-05-09 18:21

 アパレルのベネトン・ジャパンは顧客接点を強化するためにSaaS型の顧客情報管理システム(CRM)「Oracle CRM On Demand」を2011年7月から稼働させている。日本オラクルとアグレックスが5月9日に発表した。

 ベネトン・ジャパンは1985年に設立、現在は国内35店舗を運営している。近年はECサイトを通じてオンライン販売の市場が拡大、売れ筋商品が短期間で変化するなど、ビジネス環境への迅速な対応と顧客動向の的確な把握が求められていたという。

 同社は2011年4月に、各店舗が管理していた顧客情報を最大限活用して、サービス品質のさらなる向上を狙ってCRMの導入を決定している。CRM On Demandのビジネスインテリジェンス(BI)機能での分析機能を評価して採用を決めている。

 新しいCRMは現在、国内全店舗の売上情報や顧客動向を統合的に管理している。顧客情報をグループで一元管理することで、店舗と顧客の販売動向をより詳細に把握し、販促活動に役立てるなど、顧客と積極的にコミュニケーションを取ることで、顧客接点の強化を実現しているという。

 アグレックスがコンサルティングや導入時のデータクレンジング、データ移行サービスを担うことで、3カ月で導入を完了している。アグレックスのビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を活用して顧客情報の登録や名寄せなどを円滑に展開できる仕組みとなっている。現在は、マーケティング部門などが新CRMを使用している。

 ベネトン・ジャパンは今後、新CRMを通じて蓄積される販売動向、店舗別やスタッフ別にデータを分析して、マーチャンダイジング業務を拡充していく予定という。

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