富士通、コンテナ型データセンターを10月から--間接外気冷却方式を採用

田中好伸 (編集部) 2012年05月15日 19時43分

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 富士通は5月15日、自然外気を吸気して間接的に内部を冷却する間接外気冷却方式を採用したコンテナ型データセンターを開発、10月から提供することを発表した。プロトタイプを川崎工場に5月下旬から展示する。

 間接外気冷却方式は環境や場所を問わないという。コンテナ筐体内の熱交換は、吸気した自然外気で冷却し、IT機器で温められた暖気を排出する方式。自然外気を利用するために、外部に冷水供給装置を設置する必要がなく、コンテナ筐体内の温度を調整することができる。

写真1

 外気は、直接コンテナ筐体内に入らず、内気と完全に分離していることから、湿度やホコリ、虫の混入など機器への影響はないとしている。外気が高温の時は空調と併用したハイブリッド熱交換ができることから、外気の温度環境に応じて効率的に温度を調整できるという。

 コンテナ筐体、空調ユニット、受電盤は分離可能であり、導入時の運搬性や保守性でメリットがあるとしている。IT機器の需要増に応じて空調ユニットを1基単位で増強でき、スモールスタートが可能という。冗長構成や二系統受電にも対応できるとしている。1つのコンテナ筐体内のラック8本にIT機器をフル搭載しても4基の空調ユニットで十分に冷却できるという。

 今回のデータセンターでは、業界標準の19インチラックに準拠した構造を採用し、前後の扉やキャスターをなくすことで軽量化を実現しているという。ラック背面の左側に機器の電源ケーブル用の電源タップ(PDU)、右側に信号ケーブル用のホルダを配置するなどで、配線を最適化している。狭いコンテナ内で効率よく機器を搭載でき、高密度実装でも高い運用性、保守性を実現したと説明している。

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