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マイクロソフトの「Outlook.com」が備える4つの利点--「Gmail」の対抗馬となるか - (page 2)

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-08-20 07:45

 「モバイルではメールの使われ方は少し違っている」と、「Windows Live」および「Internet Explorer」担当ゼネラルマネージャーのBrian Hall氏は述べている。「彼らはあまりメールの管理をしない」

 これを念頭に、Microsoftは自動フォルダ機能を、ほぼどんな種類のデスクトップやモバイルメールクライアントでも使える、ユーザーの受信トレイの整理や、優先順位付けに役立つ仕組みとして作っている。

 「スマートフォンやタブレットのユーザーは、あらかじめ組み込まれているメールクライアントを使うことが多い」とHall氏は言う。「そういう場合、どんな受信トレイでも機能するようにすることが重要だ。これは、Googleの優先トレイとは違うアプローチだ。彼らの場合、モバイル用に専用のクライアントを作らなくてはならず、さもなければ優先トレイは使えない」

 Hall氏はまた、Microsoftがモバイルでの優れたウェブ体験を提供することに力を入れていることを強調している。実際、同社はOutlook.comのウェブ用クライアントとモバイルでのウェブ体験に非常に力を入れており、現在はMicrosoft自身のモバイルOSであるWindows Phone 7用のアプリを作る計画さえないほどだ。「本来のクライアントでも、非常にうまく動作する」とHall氏は述べている。

 一方同氏は、「Androidデバイスは『Exchange ActiveSync』クライアントを持っていない可能性が高い」ため、Android用アプリについては準備していると述べている。

3.プライバシー保護

 Gmailで不安なことの1つは、メールに対してテキストマイニングを行い、その情報をターゲット広告の表示に利用しているという事実だ。これは、無限のストレージと無料サービスに対する対価だ。例えば、家族の1人とハイキングに行く話についてメールをやりとりしていると、Gmailは同時にロッキー山脈でのバケーションやハイキングブーツ、プロテインバーなどのテキスト広告を表示する。これらの広告はあまり邪魔にならないし、役に立つことさえあるが、Googleが本質的に「自分のメールを読んでいる」のだということに気付かされて落ち着かなくなる人もいる。このことは、価値がある情報や、扱いに注意を要する情報の送信にメールを使っているビジネスプロフェッショナルやその他の人たちにとっては、特に重要だ。

 Microsoftはこの不安に乗じる形で、Outlook.comでは受信トレイに対するテキストマイニングは行わず、しかもそのサービスを「ほとんど無限のストレージ」付きで無料で提供すると約束している。

 「われわれはメールの内容も添付ファイルもスキャンせず、その情報を広告会社にも他のどの会社にも売らず、個人的な会話の中に広告を表示することもしない」とJones氏は述べている。

 ただしこれは、Outlook.comには広告がないという意味ではない。メインの受信トレイの右側には広告が表示されるが、個別のメッセージの中には広告はない。これらの広告がユーザーについての一般的な情報に基づいてターゲティングされていることは確実だと思うが、個々のメッセージの内容についての情報に基づくものではないということだ。

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