インフォテリアは9月14日、マスタデータ管理(MDM)での課題を解決するためのソフトウェアとコンサルティングサービスで構成される「ASTERIA MDM One Suite」の販売を開始した。
大規模な統合基幹業務システム(ERP)を稼働させている企業は、外部企業との連携、M&A、海外展開、クラウドの進展などさまざまな経営環境の変化から、ERPとほかのさまざまなシステムとのマスタデータの連携、統合、管理が喫緊の課題と指摘されている。今回のASTERIA MDM One Suiteはそうした課題を解決するものと説明している。
ASTERIA MDM One Suiteは、MDMをERPから独立させ、標準化できる部分でパッケージソフトを適用し、データを分散することに伴って発生する課題を迅速かつ低コストで解決できるとメリットを強調している。MDMの適用範囲の明確化からシステムの実装、将来的な拡張性への配慮など包括的にカバーするためのソフトウェアとコンサルティングサービスで構成される。具体的内容は以下の通り。
- ASTERIA MDM One MH:複数のシステム間でマスタデータを連携
- ASTERIA MDM One MI:マスタデータの登録変更プロセスなどを統合管理
- ASTERIA WARP:マスタデータを各種システムやビジネスプロセスと連携
- ASTERIA WARP アダプタ各種:ASTERIA WARPと各システムを連携
- 導入コンサルティングサービス
ASTERIA WARP アダプタ各種や導入コンサルティングサービスはインフォテリアのパートナー企業から提供される。価格は個別見積もりだが、2000万円から提供される。
