住商情報システム(SCS)とインフォテリアは5月7日、スタイライフが運営するECサイトと外部決済システムとの連携に、インフォテリアの「ASTERIA WARP」を採用したと発表した。同製品により、通常はスクラッチ開発のため開発期間に1カ月を要するところ、3日でECサイト連携を実現したという。
スタイライフは、ファッション系ECサイト「Stylife」を中核としてPC、携帯電話向けに多数のECサイトを展開している。今回、同社では顧客の利便性と購入率の向上のため外部決済サービスとして、会員サービスと決済手法の双方を取り入れることができる「楽天あんしん支払いサービス」の採用を決定した。また、ECサイトと同システムの連携開発にあたっては、EDI/EAI分野で実績があり、サポート体制も充実している点でSCSを選択したという。
ASTERIA WARPでは、スクラッチ開発の必要がなく、GUIによる設定だけでデータ連携が可能だ。ECサイトで商品を購入するユーザーが、決済方法を選択したタイミングでショッピングカートに含まれる商品の情報をXMLデータ化し、楽天あんしん支払いサービスへ連携するという。同連携システムの導入により、同サービス経由での購入者が目標の150%を達成し、売上向上に大きく貢献したとしている。また、楽天あんしん支払いサービスを利用したユーザーのうち、約7割が新規顧客であり、新たな顧客層へのアプローチという目的が達成されたとしている。