8月から提供されているオンラインゲーム「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のIT基盤の中核にデータベース(DB)専用機「Oracle Exadata」が活用されている。日本オラクルが10月24日に発表した。
ドラクエXはシリーズ初のオンラインゲーム。開発、提供するスクウェア・エニックスは2011年2月にExadataの採用を決めている。Exadataの処理性能でドラクエXのすべてのユーザーデータを1つのDBで管理している。オンラインのユーザー数は日本で最大級とみられている。
従来の大規模オンラインゲームは、DBサーバの性能上、1つのDBに収容できるユーザーデータ量に制限がかけられていた。このことから、オンラインゲームに参加しても、DBが異なるために一緒にプレイできない場合があるという。
今回は、Exadataを採用したことでDBサーバの可用性と拡張性を強化した上で性能問題を克服して、ドラクエXのすべてのユーザーのデータを1つのDBに収容している。ドラクエXではログインする度に“ワールド(サーバ)”を任意に選択できるようになり、ほかのワールドでプレイしているユーザーと合流して冒険を楽しめるようになっている。
ドラクエXのExadata導入では、スクウェア・エニックスと米Oracle、新日鉄住金ソリューションズ、日本オラクルが連携している。