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全日食、Exadataで情報系システム刷新--ビッグデータ利活用を目指す

田中好伸 (編集部)

2012-03-22 15:13

 1800店舗以上の加盟店の食品ボランタリーチェーン本部である全日本食品はデータベース(DB)専用機「Oracle Exadata」で情報系システムを刷新、1月から稼働させている。日本オラクルが3月22日に発表した。

 全日本食品は、地域のミニスーパーや個人商店の経営者からなる小売り主宰のボランタリーチェーン「全日食チェーン」の本部。ミニスーパーや個人商店に一般食品や生鮮食品、酒類、医薬部外品などの商品を供給するとともに、経営指導や売り場指導なども行っている。

 同社はクーポンやチラシ情報の分析効率化、販売時点情報管理(POS)データの集計、分析の高速化でビッグデータの利活用を推進する目的で、情報系システムを再構築した。2011年7月に従来の基幹系と情報系が共存するシステムから情報系を分離、DBとしてExadata、ストレージとして「Sun ZFS Storage Appliance」を採用している。

 Exadataを導入したことで情報系帳票の検索速度が最大27倍に高速化できたという。新情報系システムのバッチ処理を高速化して、3時間かかっていた数億件のマスタ更新処理が1時間に短縮されたとしている。基幹系システムでは従来の情報系システムと共有していたハードウェアリソースを占有できたことで、処理効率も改善しているという。

 ZFS Storage ApplianceはExadataからの1次バックアップ先のストレージとなっている。RDBMS「Oracle Database 11g」の圧縮機能「Oracle Advanced Compression」(オプションで提供)を活用することで「Oracle Recovery Manager」での2Tバイトのフルバックアップを約30分程度で完了できるようになっている。

 バックアップ時間を短縮することで、新情報系システムは24時間365日稼働しながら、1日2回のフルバックアップが可能となり、運用保守面での改善が実現したという。Recovery ManagerはOracle DBでバックアップ/リカバリタスクを実行し、バックアップ計画の管理を自動化するユーティリティツール。

 全日本食品は今後、レシートデータなどのPOSデータをもとにしたフリークエントショッパープログラム(FSP)システムを進化させるとともに、リテールサポートを強化して加盟店の売り上げ、収益の向上を目指すとしている。

 同社はフューチャーアーキテクトと共同でシステムの全体設計を行い、ExadataとZFS Storage Applianceを基盤とした新システムの導入と保守運用を担当している。日本オラクルはExadataをはじめとする同社製品を活用したシステムの構築手法のコンサルティングサービスも提供している。

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