みずほフィナンシャルグループが、プライベートクラウド環境のOracleデータベース(DB)集約基盤として「Oracle Exadata」を採用した。
発表したみずほ情報総研は、みずほフィナンシャルグループ向けDB集約基盤の構築プロジェクトで2011年8月に日本オラクルが提供するデータベース向け機器「Oracle Exadata」を提案。今回、みずほフィナンシャルグループが採用を決めたとしている。
プロジェクトでは、サイロ型のDB環境から今回の基盤環境に順次集約することで、システムの信頼性を確保する考え。システムリソースの利用率向上やITの標準化に伴う導入コストの削減を目指す。
Exadata採用のポイントとして「複数システムを集約化できること」を挙げている。従来のOracle Databaseの設計テンプレートを流用すれば、DBの個別チューニングが不要になることもコスト効果の面で高く評価した。
また、Exadataの導入に併せて「Oracle Data Guard」を活用する。災害対策のレベルアップに加え、負荷分散を目的としたバックアップなどの定期運用処理をスタンバイサイト側で実現することで、システムを効率的に運用できるとしている。
プロジェクトでは、みずほ情報総研がDB集約基盤の設計と構築を担当。日本オラクルがExadataを活用した基盤システムの構築手法を伝える。