エンドユーザー保護の徹底では、新たに企業向けデータ暗号化・データ共有製品を提供し、セキュアなデータ共有を実現する。セキュリティ機能をSaaSで提供する「Trend Micro Security as a Service」のラインナップを順次拡大し、管理の手間を削減、利用者や端末の場所によらない一律の保護を実現する。
モバイルセキュリティでは、第3四半期(7~9月)以降に、SPNと連携したアプリケーション制御機能を実装するとともに、モバイル端末管理(MDM)機能の強化や対応プラットフォームの拡大を行う。

大三川彰彦氏
同社の取締役副社長である大三川彰彦氏は、Deep Discoveryで検知したC&Cサーバの情報と主要製品の連携を第3四半期(7~9月)から開始することを明らかにしている。
モバイル向けセキュリティアプリ「Trend Micro Mobile Security」も第3四半期(7~9月)以降にモバイルアプリ自動評価技術「Mobile App Reputation」を連携、MDM機能も強化する。企業向けデータ保護・共有製品の提供も第3四半期(7~9月)以降を予定している。
Deep Securityは5月に機能を強化、クラウドデータ暗号化製品の機能強化を第3四半期(7~9月)以降に、SSLサーバ証明書サービスの一般販売を6月に開始する予定だ。仮想化されたクラウド環境の連携としてDeep SecurityとVMwareのクラウド運用管理ソフトウェア「vCloud Director」の連携を強化、クラウドデータ暗号化ソフトウェアのSecureCloudでAWSのユーザーが必要とする暗号化機能を強化する予定であるとした。