体内メンテ講座

ビジネスマンの体内メンテ講座--まずは食べる順番を変えてみよう!

小島あり彩

2013-06-22 07:00

 こんにちは。このコラムでは「ビジネスマンの資本である体の内側のメンテナンス」をテーマに、力強く働き続けるために日常的にできる具体的な事柄を紹介します。

 夏に向けて体をしぼりたい、薄着になるにつれてお腹の脂肪が気になる、でも忙しくてなかなか運動ができない、外食が多い、何から取り組んだらいいのか分からないという方も少なくないと思います。まずは食事そのものではなく、食べる順番を変えてみることをお勧めします。

食べる順番を意識すると何が良いの?

 不思議に思うかもしれませんが、食べる順番を工夫することで早く満腹感が得られて、食べ過ぎを防ぐといった効果があるのです。

 血糖値の急上昇は脂肪をため込む原因の1つになります。食事をする際に炭水化物などの糖質から食べると血糖値が一気に上がります。反対に食物繊維から食べると糖質の吸収のスピードが緩やかになるため、血糖値の上昇を抑えられ、 肥満を防ぐことができます。

 血糖値の急上昇による糖化を防ぐことから、老化予防も期待できるので「最近シミやシワが気になってきた」という方にもお勧めです。

 食べるものを変えたり、外食の回数を減らしたりするのではなく、順番を変えるだけなので非常に試みやすい、継続しやすいのが特徴です。

食べる順番を意識する際のポイント

 「食物繊維から食べる」ということです。メニューにお味噌汁などの発酵食品がある場合、食物繊維の後に食べます。例えば、食物繊維(野菜やきのこ、海藻類など)、たんぱく質、炭水化物という順番です。


ケース1 ランチの定食屋で生姜焼き定食を食べるときの順番

  • 1.サラダ、または千切りのキャベツ
  • 2.冷奴
  • 3.お味噌汁の具(わかめ)
  • 4.お味噌汁の汁
  • 5.生姜焼き(できるだけ肉をたっぷり食べる)
  • 6.ご飯



 お味噌汁の具のわかめは食物繊維なので先に食べます。

 汁を飲む時はゆっくり味わって飲んでから、生姜焼きを食べることで満足感を得ます。ご飯や芋類などの炭水化物はできるだけ一番最後にしますが、 慣れるまではお肉を多めに食べる→ご飯を少し食べる→お肉を多めに食べる→ご飯を少し食べるというサイクルでも可能です。


ケース2 部内の飲み会で行った居酒屋で食べるときの順番

  • 1.サラダ、野菜スティク、やしトマトなど(食物繊維)
  • 2.焼き鳥、唐揚げなど(タンパク質)
  • 3.焼きおにぎり、お茶漬け、焼きそばなど(炭水化物) ビールも糖質が含まれているので、「とりあえず生!」のビールは1杯までにして2杯目は糖質ゼロのビールか焼酎、ウィスキー、などにりえましょう。



ケース3 仕事の合間にスピードランチで駆け込んだ牛丼屋さんで食べる順番

  • 1.サラダ
  • 2.お味噌汁の具(ワカメなど)
  • 3.お味噌汁の汁
  • 4.牛丼の肉
  • 5.牛丼のライス



 牛丼店では必ずサラダを頼みます。サラダを食べてからお味噌汁。お味噌汁を完食した後、牛丼に取り掛かる……。というように1品ずつ食べ切っていくのがポイントです。実際にやってみて分かるのが、いつもの食事より満腹感が得られるということです。

 全体的にゆっくり、よくかみながら食事をするだけでも満足が高まります。ビジネスマンの一番の資本である体を作るのは食事です。量を変えるのは難しいという方は、食べる順番を工夫して、いつまでも若々しい体の維持を目指すのはいかがでしょうか?

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookTwitterRSSメールマガジンでも情報を配信しています。

画像
小島あり彩
株式会社HAPPY ARCH 代表取締役
理念「体の真の自立のお手伝いをサポートすること」。営業会社にて営業、人事を経て、健康美容事業部(ファスティングヨガクラスの運 営)の立ち上げを一任されたことがきっかけで、ファスティング(プチ断食)の魅力に気づく。一般社団法人 分子整合医学美容食育協会の渋谷北支部、支部長に就任。ファスティングコンサルタントとして、数千人のファスティングの指導、ファスティングマイス ターの資格発行、セミナーやイベントの運営、“酵素とインナービューティ食品店”ECサイト運営をメインに活動。エステ、リラクゼーション、鍼灸、整体へのファスティングやインナービューティの研修も行う。2013年2月自社商品「I 酵素」(アイコウソ)の発売を開始。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]