日本オラクルは8月19日、代表執行役の交代を発表した。代表執行役社長で最高経営責任者(CEO)を務める遠藤隆雄氏が8月23日付で取締役会長に就任する。執行役員で法務室長の金子忠浩氏が同日から代表執行役を務める。
米OracleのエグゼクティブバイスプレジデントのDerek Williams氏が同日から社長兼CEOに就任する。会社内部のかじ取りはWilliams氏が取るが、Williams氏には代表権がない。会社組織としての代表は金子氏が務めることになる。
8月23日から日本オラクルの社長兼CEOを務めるDerek Williams氏
金子氏は1984年4月に東京銀行(現在は三菱東京UFJ銀行)に入社、1997年1月のNTTドコモを皮切りに法務部門のリーダーを歴任、2006年10月から日本オラクルに入社して法務室長を務めている。
Williams氏は2001年8月から日本オラクルの取締役を兼務。2006年6月からOracleでアジア太平洋地域と日本を担当している。遠藤氏は1977年4月に日本IBMに入社後、常務執行役員を経験。2008年6月に日本オラクルの社長執行役員に就任するとともに、Oracleのシニアバイスプレジデントとなっている。