テレワーカー、2012年末に1400万人--事業継続でテレワークが急速に進む

山田竜司 (編集部)

2013-09-05 11:59

 IDC Japan は9月3日、2012年の国内テレワーク関連市場の分析と2013~2017年のテレワーク関連IT市場の予測を発表した。2012年の同市場は前年比10.4%増の7961億9200万円になった。

 モバイルワーカーの中で、収入が伴う仕事があってオフィスがあり、外出先や自宅などのオフィス外で就業時間の20%以上を業務をこなす「テレワーカー」は、2012年末に1390万人、労働力の21.2%に達していると推計している。

 従業員10人以上の国内ユーザー企業796社を対象とした調査では、2011年の同調査と比較し、外勤者向けにテレワークの施策を実施している企業は30.8ポイント、在宅勤務では20.4ポイント、それぞれ増加したという。IDCは「事業継続性対策などにより、テレワークの活用が2011~2012年に急速に進んだ」と推定している。

 国内テレワーク関連市場の2012~2017年の年平均成長率(Compound Annual Growth Rate:CAGR)は6.6%、2017年には1兆962億5000万円に到達するとした。主な市場牽引要因は、モバイルデバイスと関連するネットワークサービスとソフトウェアの成長によるものという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  5. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]