UI/UXで“おもてなし”

社内でUXデザインを推進する3つの方法

大塚雄介(ネクスウェイ) 2014年01月20日 07時30分

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 昨今、ユーザーエクペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)の重要性は多くのメディアで語られています。その理由として1つには、スマートフォンやタブレット端末などの普及により、いままでクライアントPC向けだけを考えればよかったアプリケーションが、多様なデバイスで使われることを前提としたUXを考える必要が出てきたためです。

 また、Ruby on Railsなどの「オープンアプリケーションフレームワーク」が出現し、開発の敷居が低くなり、開発力や技術力だけでの差別化が難しくなってきたことも要因として挙げられます。

 このような背景からUXやUIはバズワード化し、アプリケーション開発の現場では「とりあえずわが社もUXやUIについて考えよう」という声を聞きます。しかしながら、いざ会社の中でUXを考え始めると、意思決定者である経営者や開発現場のエンジニアはUXやUIへの理解が乏しく、1人の担当者が経営者とエンジニアへのUX啓蒙活動に疲弊してしまっているのも事実です。

 UXを設計するユーザーエクスペリエンスデザイン(UXデザイン)が、抽象的な概念的であることもUXデザインへの理解が現場に浸透しない要因の1つでしょう。人は抽象的な概念よりも具体的で目に見えやすい機能の方が感覚的にも理解しやすいためです。結果、UXデザインの検討は滞り、多数の機能が追加されたサービスができあがります。

 この連載では、このような組織の問題を抱えながら、どうにかしてUXデザインを組織の中で根付かせたいと試みる担当者に向け「組織の中でのUXデザイン」を模索したいと思います。

 第1回目となる今回は経営者に自社サービスのUXがイマイチなことを認識してもらう方法をまとめます。企業規模により、経営者を事業部長やリーダーと置き換えて読んでもいいと思います。ユーザーに心地よいUXを提供するためには、特定のデザイナーやディレクターがUXデザインの知識を持っていればいいわけではありません。組織全体でUXデザインを共通認識として持つことが大切です。

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