大元隆志のワークシフト論

5年後のキャリアを考える自分軸の作り方(前編)

大元隆志(ITビジネスアナリスト) 2013年12月25日 07時30分

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 2013年最後となる今回と次回の記事では、これまでのおさらいとしてキャリアを考える上での「自分軸」の作り方を考えてみたい。

これからを生きる「自分軸」の作り方

 不安定な時代はまさに「働き方の大航海時代」とも言える。もしあなたが船を与えられ航海に出ることになるとしたら、あてもなく海に飛び出すだろうか。恐らくは、目指すべき目的地とそこに至る海図と、進路を確認するためのコンパスが必要となるだろう。

未来におびえるのは5年後までにする

 何が起きるかわからない時代に、必要以上に未来に怯え、噂に振り回されながら過剰な備えをする「プレッパー」と呼ばれる人たちを第2回で紹介した。

 「10年後に食えなくなる仕事」というテーマは、働き方論では鉄板ネタと言われている。しかし、10年後になくなる仕事であったとしてもそこに至る10年間は食い扶持を維持しなければならない。10年、20年先の誰にも予想できない未来に怯え、プレッパーの生き方を選択することももちろん自由だ。彼らは彼らの価値観の中で楽しく生きている。

 しかし、そうはなりたくないという人たちには働き方の目的と海図を作成することをお勧めする。5年後の社会を予想し、3年後の自分のキャリアパスを決める。そして年単位で微調整する。これを図にするとこうなる。5年間の時間軸が地図だとしたならば3年後の自分の姿が進むべき目的となり、進路はキャリアパスとなる。プレッパーにならずに、社会の変化とともに生きて行く道筋の立て方だと筆者は考える。


働き方の目的と地図を作る
 

 道筋の立て方のコツだが、5年後の社会は1年ごとに見直すのだから漠然としたものでかまわない。働き方という点に絞るのならば5年後に自分の所属している業界が拡大しているのか、衰退しているのかそんな大枠で考えておけば十分だ。それを判断する材料の1つとして自分の会社の収益構造を理解し、その収益モデルを脅かす政策や技術が普及する可能性があるか考えてみるといい。

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