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大阪府教育委員会事務局、サーバ200台を集約--1万3000台のPCも仮想化

田中好伸 (編集部)

2014-01-08 17:40

 大阪府教育委員会事務局は、約170の全府立学校の教職員が利用するITインフラを統合するとともに、教職員が活用する約1万3000台のPCを仮想デスクトップに移行することを決定した。教育向けで国内最大規模となる仮想デスクトップ基盤(VDI)になるという。ヴイエムウェアとシスコシステムズ、ネットアップの3社が1月8日に発表した。

 新システムは、垂直統合型インフラ「FlexPod Datacenter」で統合される。FlexPodは、IAサーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」とスイッチ「Cisco Nexus」、ユニファイドストレージ「NetApp FAS」、ヴイエムウェアのハイパーバイザで構成。事前に検証されているため、導入企業が自ら検証する手間がないというメリットがある。

 大阪府教育委員会事務局が導入するFlexPodは、ブレードサーバの「UCS B200M2」をシャーシ「UCS 5108」に搭載、シャーシ間はファブリックインターコネクト「UCS 6296」で接続する。仮想化基盤には「vCloud Suite」を採用する。コアスイッチに「Nexus 7009」、ユニファイドストレージは「FAS3250AE」となっている。

 UCS管理ソフトウェア「UCS Manager」の“サービスプロファイル”機能でMACやVLAN、WWN、BIOSなどのサーバ固有の情報をプロファイル化する。プロファイル化することで、サーバの展開が容易になるとともに、障害が起きた時の対応が素早くできるという。

 ブレードサーバのUCS B200M3に仮想ネットワークアダプタ「UCS 1240/1280」を実装している。ブレードごとに40Gbpsの帯域を確保して、大規模なVDIでもI/Oのボトルネックを回避できるとしている。

 ファブリックインターコネクトのUCS 6296で12台のシャーシを接続して、合計96台のブレードサーバを一元的に管理する。シャーシの接続では、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)を利用。LANとSANを同じケーブルで担うFCoEでケーブル本数を削減している。

 新システムでは、事務局と府立学校の約200台のサーバを仮想化して集約する。重複排除などの機能でストレージを効率的に活用することも狙っている。ネットワーク基盤ではNexus 7009に加えて、ファイアウォールのモジュール「Catalyst 6500/ASA」を利用する。

 VDIでは「Horizon View」を活用。Horizon Viewを搭載する基盤では「VMware vSphere Distributed Resource Scheduler(DRS)」でサーバの負荷を自動的に分散する。1台の物理サーバ上で140以上の仮想マシンを稼働させられるという。

 新システムは、NTT西日本が構築、NTTネオメイトが運用を管理する。

 大阪府教育委員会事務局は、大阪府などの施策から利用目的ごとにネットワークとITインフラを構築、整備してきた。ネットワークごとに異なる機器や機能、セキュリティポリシーが導入された結果、ネットワーク間での情報共有やデータ利用に制約が生じていた。各学校でシステムの運用管理を担っていたため、教職員の運用管理負荷が増大していたという課題も抱えていた。

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