テレビの後を継ぐ「顔」
--パナソニックは、プラズマテレビ事業からの撤退を発表したが、次の顔は何になるのか。
わたしは、2011年にAVCネットワークスの社長に就任したときに、将来、プラズマから撤退しなくてはならなくなることを想定し、液晶テレビおよび有機ELテレビの開発を加速してきた。その際、プラズマテレビで当社のイメージを作ってきた北米市場での影響が最も大きいと考えた。
液晶ですぐに同じ顔は作れないのは明らかで、今後は別の顔を作っていく必要がある。では、コンシューマ領域の新たな顔は何か。なり得るのが、パナソニックビューティーで展開している理美容商品や、キッチン向けの調理小物家電などだ。
また、デジタルカメラのLUMIXも、北米市場においてフォトルートの開拓が十分にできていなかったという反省があり、これもやり方次第で顔になると考えている。これまでのような大物系ではなく、小物系で顔を作っていけると考えている。
パナソニックビューティーで展開している理美容商品や、キッチン向けの調理小物家電などが顔になり得るという