NEC 代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博氏 (要旨)
NEC 代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博氏
「NECグループビジョン2017」は、NECグループの社員全員が共有する大切な指針。ビジョンに掲げた3つの要素、すなわち「人と地球にやさしい情報社会の実現」「イノベーション/新たな価値の創造」「グローバルリーディングカンパニー」を目指していることを常に念頭に置き、それぞれの配属先でその実現に向けて取り組んでほしい。
NECグループは、ICTを活用して従来からあるさまざまな社会インフラをより高度で効率的なものに発展させる「社会ソリューション事業」を通して、地球規模の課題解決に貢献していく。また、それにより安全で安心、効率的、公平で豊かな社会の実現を目指していく。みなさんには常に社会への大きな貢献を意識して、グローバル市場に向けたソリューションをつくることをイメージしてほしい。
商品やサービスは「売るもの」ではなく、お客さまに「選んでいただき」「買っていただく」もの。そのためには、私たちが提供する商品やサービスが「ダントツ」であることが必要。そのような商品やサービスは、関係部門が一体となってはじめて創ることができる。ビジネスとは常に新しい価値を創造することであり、みなさんにもぜひ「イノベーションへの情熱」を持って、積極的にチャレンジしてほしい。
「強い意志」を持って事に臨めば、必ず成功する。一人ひとりがNECの一員として社会に貢献していくという強い意志を持ち、若い力で組織に新しい風を起こして活躍していってほしい。
経済活動において最も重要なことは「倫理観」。経済活動は人によって行われるものであり、倫理観を忘れた経済活動は最終的に破綻してしまう。ビジネスは人間社会の活動そのものであり、みなさんにはまずきちんとした倫理観を持ち、"浮利を追わず"の精神で仕事にあたっていただくようお願いする。
「事業は人、企業は文化」。ビジネスを行うのは「人」であり、人が入れ替わっても会社が継続していくためには良い企業文化が必要。積極的なコミュニケーションを通じてお客さまとの強い信頼関係を構築し、NECにある良い企業文化、すなわち「NECグループバリュー」を実践し、世界中のお客さまから愛されるNECグループを一緒につくり上げていこう。