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今週の明言

トレンドマイクロが挑む次なるステージ - (page 2)

松岡功

2014-04-18 12:58

 Chen氏の冒頭の発言は、スマートプロテクションプラットフォームによって同社の創業以来のビジョンである「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」を図っていきたいという意味である。

 同氏は会見での説明の最後に、「スマートプロテクションプラットフォームを基にスタートした2014年は、当社にとって新たなステージへと突き進む大きな一歩を踏み出す年になる」と強調した。トレンドマイクロにとって2014年は、まさしく正念場の年となりそうだ。

「x86サーバはHPにとってコア事業である」
(日本HP 宮本義敬 HPサーバー製品統括本部プロダクトマーケティング本部 本部長)


日本HP HPサーバー製品統括本部プロダクトマーケティング本部 本部長 宮本義敬氏

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が先ごろ、x86サーバ事業の強化について記者会見を開いた。x86サーバについてはIBMがLenovoへ事業売却するなど市場が揺れ動いているが、宮本氏の冒頭の発言は、この市場で大きな存在感を持つHPとして引き続き注力していくことを明言したものである。

 日本HPは会見で、中堅中小から大手の企業まで幅広く包含するx86サーバの新製品やサーバ運用機能の強化、生産性向上のための設備投資税制の活用促進施策を発表した。それらの詳しい内容については関連記事を参照いただくとして、ここでは揺れ動くx86サーバ市場でのHPのスタンスに注目したい。

 宮本氏は会見の冒頭で、x86サーバがHPにとってコア事業であることを明言し、今後も引き続き独自の技術開発や営業体制を強化していくことを強調した。事業実績の推移についても前年に比べてこのところ2ケタ成長を続けているとし、2014年の見通しについてもプラス成長への自信を見せた。

 その根拠については、「エンタープライズや公共におけるミッションクリティカル領域の拡大」と「中堅中小企業を中心とした経済施策と業務継続リスクへの対処」の2つを挙げた。

 HPのx86サーバ事業においてユニークなのは、新たなITを定義するサーバ開発プロジェクトとして、固有のワークロード特化型や業界標準の高信頼性システム、統合/自動データセンター運用といった3つの方向性を打ち出し、それぞれに製品開発を進めていることだ。

 つまり、用途別に独自の技術やサービスを施して付加価値を持たせていこうという戦略だ。こうした方向性がx86サーバの進化を示しているのかもしれない。

 ただ、これからのクラウド時代のITインフラとしての需要を考えると、x86サーバと競合するのは同類の製品ではなく、クラウド事業者が提供するIaaS型サービスではないかとの見方もある。

 宮本氏はそうした見方について、「今後、x86サーバの利用形態がオンプレミスだけでなくクラウドへもますます広がっていくのは確かだ。一部にはクラウド個々の仕様に基づくサーバの需要もあるかもしれないが、HPとしてはクラウド向けにもさまざまな用途に応じた製品を用意するとともに、クラウド事業者とのパートナープログラムも整備しており、むしろビジネスチャンスだと考えている」との見解を示した。

 HPの戦略をみると、汎用製品による熾烈な低価格競争で揺れ動くx86サーバ市場といったイメージはもうない。もちろん、そうした不毛な競争から脱却しようというのがHPの思惑でもあるだろう。この分野の最大手であるHPに競合他社が今後、どのように対抗してくるのかも興味深いところだ。

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