コンピューティング大手のHewlett-Packard(HP)とFoxconn(鴻海精密工業)は米国時間4月30日、クラウド向けに最適化されたサーバの新たな製品ラインを開発するために提携する計画を発表した。この製品ラインは、GoogleやAmazonのようなサービスプロバイダーを特に対象としている。
新たなサーバについては、総保有コスト(TCO)の低さ、規模、サービスおよびサポートがこの製品ラインの利点として挙げられている。同製品ラインは、「Moonshot」を含む、HPの既存の「ProLiant」サーバポートフォリオを補完する予定だ。
HPとFoxconnは、新製品ラインではクラウドへの対応が中心になると強調している。クラウド対応は、ハイパースケールなデータセンターで、ホスティングに使われるサーバに鍵となる要素と見なされている。同市場は、2014年から2018年までの年平均成長率(CAGR)が15~20%とIDCが予測する分野だ。
HPの最高経営責任者(CEO)であるMeg Whitman氏は、今回の提携が、Foxconnの製造分野における専門知識とHPのコンピューティング能力を活用するものだと述べた。
コンピューティング性能に対する需要は絶え間なく続いており、顧客やパートナーは、焦点が絞られた、拡張性のある大容量システムの設計を必要とする「New Style of IT」へと急速に移行している。
なお、今回の契約の金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。