ループス斉藤氏のメモ
経営層の役割は大きく変わり、チーム一丸となって顧客体験の創造に取り組む必要性が高まりました。自分の領域だけを守るという感覚の経営者は退場を余儀なくされるでしょう。経営陣や社員がひとつになるための拠り所として、経営哲学の重要性が見直されています。事業目標や予算といった数字の共有だけでは、社内の信頼関係や一体感が醸成されないからです。
ループス・コミュニケーションズ代表取締役社長の斉藤徹氏
当調査(昨年度)でも、CEOは顧客価値を創造するために「使命や価値観の共有を通じた社内コラボレーション」を重視していると報告されています。「自社が社会の中で果たすべき使命は何か(ミッション)」「自社は何を目指しているのか(ビジョン)」「自社が提供する中核的な価値は何なのか(コアバリュー)」、それらをお題目とせず、CxOはもちろんのこと、全社員で裏表なく共有し、行動に移すこと。
今、生活者は、そのような企業を求めており、応援したいと思っているのはないでしょうか。