6月16日のダウ平均株価は、前日比5.27ドル(0.03%)高の16781.01ドル。IT企業の多いNASDAQ平均株価は前日比10.45ドル(0.24%)高の4321.11ドル。S&P 500は1.62ドル(0.08%)高の1937.78ドルだった。
16日の米平均株価。DJIがダウ、INXがS&P500、IXICがNASDAQ。(出典:Google Finance)
IT分野の主要企業の動きは以下の通り。表の17社中、上昇したのは10社、6社が下落した。上昇率が最も高かったのは1.22%高のSAP。下落率が最も高かったのは1.44%安のGoogleだった。
Googleについて、投資情報サイト「The Motley Fool」は米国時間の6月15日、「これがGoogleのリスクか」という題でコラムを掲載していた。これによると、Google自身が最新の10-Q filingで指摘したリスクとして「企業として良い状態を保つために、イノベーションを起こし続けなければならないこと」を挙げている。
だが、筆者のAnders Bylund氏は「Googleには多くの競合企業があるものの、Google自身が地球上で最もイノベーティブな会社なので、あまり心配していない」と指摘した。
最大のリスクとしたのが、Google自身も指摘している「Googleはモバイル広告の世界を必ずしも押さえていなこと」。Googleはデスクトップ向けの広告収入を長い間想定してきているが、現在、多くの人がデスクトップ以外のデバイスでインターネットを閲覧している。
このリスクが顕在化したのは、2007年にAppleからiPhoneが発売された時とのこと。もし、多くの人がウェブ検索にGoogleのプラットフォームを使わなくなるとすると、かなりの影響がGoogleに及ぶと認識しているようだ。
(出典:Google Finance www.google.com/finance)
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